エミール byルソー

2010年9月8日水曜日 時刻: 14:07
ジャン=ジャック・ルソー(1712年6月28日 - 1778年7月2日)

国家が行う公教育 = 子供を国家や社会に適合させていく教育。
型にはまった教育では自己を確立できず、自立できない人間を育てる。
自然から学ぶことで子供自身の発達を促す家庭教育が必要。

子供は[自然]と[人間]と[事物]によって、大人になってから必要なものを教えられる。
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(1)能力と器官の発展は、自然によって与えられる。
(2)発展した部分の利用の仕方は、人間、特に親によって与えられる。
(3)それらをもとに、子供は経験を積んで自ら学んでいくことになる。
経験は事物(出来事)によって与えられる。
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↑三つの教育の方向が、子供の成長を促すように一致しなければならない。
自然が絶対的なもので変えることができない以上、人間や物事が、
自然と調和していくことが必要となる。

[人間=親] →【自然=絶対的】← [事物=出来事]

また、教育が必要な時期と対象を検討することも必要である。
5段階に分けて述べている。

(1) 乳児期
(2) 幼年期
(3) 少年期
(4) 青年期
(5) 伴侶となる者の教育

発達段階に応じた教育を行い、個別的家庭教育で自己を確立していれば、
実社会に出ても困難を克服できる大人になれる。
 


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