キリスト教綱要 byカルヴァン

2010年9月5日日曜日 時刻: 22:54
ジャン・カルヴァン(1509年7月10日 - 1564年5月27日)

摂理=予定説
この世のすべての出来事は、創造主である神の配慮や予定で起きている。
しかし、人間はその予定を理解することができないため、
繁栄やわざわい、貧富の差や災害などの事実を、偶然や運命と考えている。

神が、あらゆるすべてのものの予定を計画し統制しているということは、
救われる人もあらかじめ決まっているということ。
生きている間にいくら寄付しようとも、いくら善行を行おうとも、
救われるかどうかには関係がない。

自分が救われる人間かどうか、すでに決まっているのであれば、
好き勝手に生き、信仰などしなくてよいのではないか?

しかし、そうではない。
人は自分が神の選びに入れられているかどうかという疑問を抱くことなく、
与えられた職業に励み、財産と時間の浪費を罪悪であると考え、
合理的かつ禁欲的な生活を送るべきである。
そうすることによって、やがて自分は救われると確信できる。
(聖書=神の約束の書)
 

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